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3月30日、某パルフィールドのトレッキングで徳島の寒峰へ行って来ました。
福寿草の群生地で花を愛でつつ、山に登るという、野草の好きな中高年には中々魅力的な山行きです。
もちろんわたくしは、野草には何の興味もないのですが、山には行きたいので参加。
数日前、集合時間に遅れる夢を見たら、正夢になってしまいましたが、夢ではないのでケータイのボタンが変な形になっていて連絡が取れないという事もなく、置いて行かれないで普通に参加出来ました。
そして天候は雨。
自分の晴れ女能力に自信を持っているので楽観していましたが、ばりばり降っています。
もちろん、自信を持つだけの事はあって、山でカッパを着た事などほとんどありません。
しかし、バイクを乗り回していた頃の掟「どんなに晴れていてもツーリングにはカッパを持っていく」を、山に行き始めてからも厳守しているので、カッパは持っています。
ただ、出発の時点で雨という、本格的な雨の日に山へ行くのは初めてです。
福寿草は、晴れてないと開かないという、この時点で花目当ての人には悲惨な展開です。
つぼみはたくさん見れました。
見晴らしの良い山頂も、全く視界がなく、来た時とは別のコースで下りる予定でしたが「最近ここで亡くなった人が居ます」とか、不吉な話題もあり、来たコースを素直に引き返して下山しました。
もちろん、こんな日に他の登山者は無く、途中で道を尋ねた民家のおっちゃんも「変な人達」と思った事でしょう。
PR
P2220032.jpgそんな訳で続きなんですが、約一ヶ月前の出来事を今頃書いている雪山登山教室です。
今回は三回目の話です。
去年の初めに一回目に出て、今年、二回目と三回目に参加したので、来年辺りには終了出来るといいなぁ…という(全部で五回)雑な感じの参加状況です。

前回、水はそんなに要らないと分かったので、荷物の減量にはなりましたが、今回はスコップを持って行かなくてはならないので、結局前回と同じくらいの重さです。
何でスコップが要るかというと、雪の斜面に穴を掘ってそこで寝るからです。

前回同様、よろよろと重いザックを背負って登っていましたが、途中、腰のベルトを締める位置が違っていると分かって、調整し直します。
物凄い楽です。
そう言えば、このザック(某オスプレーの黄色と黒の66なやつ)を買う時、10キロくらいのウェイトを入れて試着したんですが、その時は全然楽だったはずです。
ああ、今までの苦労は何だったんだ。

…と思ったのもしばらくの間。
結局同じ重さなので、じわじわ効いて来ましたが、何とか宿泊場所までたどり着きました。
土小屋コースと合流する鳥居の辺り…と言っても、行った事無い人は何だか分からないはずですが、まぁ、前回テント張った場所よりはかなり上です。
避難小屋状の物はあるのですが、今回の目的は雪洞泊なので、各自スコップで穴を掘ります。
中々楽しいです。
狭いながらも楽しい我が家か出来上がったら、全員避難小屋に集合です。
晩メシ、そして、あまり早く雪洞に入っても寒くて寝られないので、夜遅くまで酒で自分を分からなくしてから寝るという名目の基、また飲み会です。
どういう集まりだ、ここはー。まぁ、飲むけど。
雪洞はけっこう暖かく、よく寝られました。

翌朝、腕時計のアラームで予定の時刻に目覚めたわたくしは、ツェルトで塞いだ入り口から出ようとしましたが、出られません。
夜の間に降り続いた雪が、びっちり入り口を埋めていたのです。
一瞬、ケータイで助けを呼びそうになりましたが、気を取り直して雪掻きして脱出。
雪掻きして脱出したのは、昔、雪の黒森峠でバイクで立ち往生して以来ですが、あの時は自分が埋まってた訳じゃないからな。
冬眠から覚めたカエルの様に穴から這い出しますが、外はマイナス14度です。四国なのに…。
今日は、前回の様に滑落停止訓練とかではなく、ガチンコで山頂まで登ります。
山頂というのは、頂上山荘と神社があって、暖かい季節には皆がお弁当を広げている、あの山頂ではなく、物の写真とかに良く出て来る、ぼりっと三角に尖った頂点の所の石鎚山頂です。
しかも東陵コースという、岩場がきっつい方から登ります。
天候は吹雪。
危険な場所は、ロープとハーネスで自分を確保して進んで行きますが、足元があんまり見えません。
実は、今年の正月に御来光登山で(曇ってて御来光は見えませんでしたが)来た時から、ちょっと困ったなぁとは思っていたのですが、メガネが雲って辺りがほとんど見えないんです。
去年来た時も、もちろんメガネは曇ったのですが、今年程ではなかったんです。
なぜなら、去年かけていたのは、違うメガネだからー。
昨年、温泉のサウナでぼりっとメガネを割ってしまった事は、以前書きましたが、その時作り直したメガネは、今風のレンズが小さくてぴたっとしたやつで、どうやら前のメガネよりも曇りやすい様です。
更に、わしはメガネが曇りやすい体質らしく、周囲のメガネの人は平気なのに、1人で行動不能なくらい曇っています。
体温が高いとかではなく、少し運動すると、すぐに体が温かくなる、普通に生活するには大変有難い体質のせいなんですが、今、そのせいで死にそうです。
何で死にそうかというと、すごい急な斜面を横切っていて、雪の斜面につま先を蹴り込んで足場を作り、ピッケルで自分を確保しつつじりじり進んでいるのですが、普通の表現をすれば「崖」みたいな所をアイゼンとピッケルでひっかかっているだけなのに、足元がほぼ見えていません。
何で見えないかというと、マイナス14度とかだと、一度曇ったメガネは、その場で氷るので、すりガラス状になってしまうのです。
マイナス5度くらいなら、手袋の指先で軽く拭いてやれば、すぐに視界が回復するのですが、こうなるとメガネを外し、防寒用の手袋も外して、薄いアンダーグローブの指先でつまんでごりごり拭き取らないと、元に戻りません。
しかも、そんな苦労をして回復した視界も、雪山登山はかなりハードな運動…あたたまりやすく、おそらく人一倍水蒸気を発しているせいで、あっという間にすりガラスに後戻りです。
ああ、こんな天候で、しかも雪山用じゃない登山靴を履いているくせに、指先からつま先までほかほか暖かくて、そのせいで滑落しそうな自分。
そうして、もう1人のメガネ、クライミングナースも、わしの様に曇り切ってはしまわなかったが、レンズがフレームから外れるという、より深刻な事態に陥り、ガムテープでレンズを貼り付けて雪山を往く事に…。
ただでさえ体力が劣っているのに、足元が見えない事で更にかさむ疲労と心労の中、わしは思った。
メガネじゃダメだー!!!
平地に帰ったらコンタクトレンズを作ろう。そうしよう。
そして、目元が心許ない時は、サングラスをかけよう。

あれから一ヶ月弱。
その後の日常生活や、梅祭り(砥部の梅畑でやってるお祭り)で梅山に登ったり、皿ヶ嶺に行ったりする分には、メガネで全然大丈夫ですが、先日やっと目玉医者に行ってコンタクトを処方してもらいました。
メガネがないのに物が見えるのは、すごい違和感があります。
だって、メガネは体の一部だから。
山以外にも温泉とか行く時便利そうなので、まだ体の一部ではないですが、ぼちぼち使っていく事にします。
めんどくさいのと眠たいので、毎日よく眠っていたら一ヶ月経ってしまいました。すごいな、わし。
人はネットなんかしなくても楽しく生きて行ける事は良く分かりましたが、そろそろ更新しないとやばいです。

まぁそんな訳で、前回の続きなんですが、10キロの荷物をかついで、よろよろと石鎚登山ロープウェイを下り、成就社(旅館とかある辺り)まで歩くわたくし。重いです。
この時点で、ザックの背負い方が根本的に間違っているのですが、今回はロープウェイから徒歩20分くらいのこの辺でキャンプして、翌日は小さいザックに必要な物だけ持って行くので、間違っている事実に全く気が付かないわし。
みんなで雪を踏み固めて整地し、テントを張ります。
今回は、昨年と違い、女子がわし以外にも一名居るので心強いですが、クライミングとかやってる頑丈ナースなので、ついて行けるかどうかは、昨年並みに心細い展開です。
そしてテント設営して夜。
何でみんなそんなに酒持って来ているんですか。
わしは自分の事で精一杯なので、アルコール飲料とつまみなんか持って来てません。
というか、山に来た時くらい、酒飲まないで清く正しく生きて行こうと思っていたんですが、どうやらここは、そういう集まりではない様です。
しかも、今回自分のテントを持っていない人は、共同テントに泊まらせてくれる親切設計なのですが、女子二名(わし含む)の共同テントは、自動的に宴会会場に設定されるシステムらしく、みんなが気が済むまで酒を飲み終わるまで、シュラフを広げられないので寝られません。
風邪引いてるんだから寝させてくれぃ…と思う間もなく展開するナベ。
ホタテです。そんな高い物、食うに決まってるじゃありませんか。
途中立ち寄ったコンビニのトイレで、パンツを二枚履きして来たという宴会芸の鬼の芸を堪能し、調子に乗ってばちばち写真を撮りまくりましたが、翌日のハードな滑落停止訓練の間、写真を撮る閑もなく、結局、今回の写真は裸踊りをするおっさんのみという、絶望的な状況です。
だから、写真はありません。
初めての雪山テント泊は、ぬくぬくでした。
そして翌日は、まじめに滑落停止訓練とかして、帰りました。
帰りは、宴会の残りの荷物を皆で分担したので、来た時よりも重く、次回はこれを担いでもっと上まで登らなければならないと思うと、ちょっとブルーになりました。実は担ぎ方が間違ってるだけなんですが。
滑落停止訓練中に、こんな所でやるなとか因縁つけてきたおっちゃんが居て(わしは良く分からんが、ここ以外では適当な場所は無いらしい)引率してくれていたショップの店員の方は穏便な対応をしていたのだが、もう1人の教官的な方は、ばりばりケンカを売ってて豪快でした。
ああ、わしも大昔大型バイクに乗っていた頃は、これぐらいの勢いがあったなぁ。
でも、わしの事を、甲殻機動隊の少佐と名前が同じだからと言って(つづりは違います)少佐とか呼ばないでください。
そして、まだ続きます。
今月の初めなんですが、風邪引いて寝込んでました。
39度以上の熱出したのは、もしかしたら子供の頃以来かも…。
弱気になってつい、甘えた事を言って友人の亜天に前から借りる予定だった「ジョジョの奇妙な冒険」を持ってきてもらいました。閑だったんだよう。
Sハナも一緒にやって来て、電王のDVD観て行ったんですけど(イマジンブートキャンプ)あんた達は伝染されるのが怖くないのか?いや、来てくれたのはうれしいけどね。あとはどうなっても知りません。

そんなこんなでその翌週、雪の石鎚にテント泊で行って来ました。バカ?
昨年も行った雪山登山教室の続きなんですが、参加するまでに少し近くの山(と言えば皿ヶ嶺の事だな)でも歩いておこうと思っていたのに、寝込んでいたせいで普段以上に筋力の衰えたまま参加。
しかも荷物を量ってみたら10キロ以上あります。
どうにか減らそうとバラしてみましたが、シュラフとマットは絶対要る。防寒着もピッケルもアイゼンもハーネスもヘルメットも必要なんだ、おやつは500円までー!!
後で水はもっと減らせると分かったのですが、その時は知る由もなく荷造り終了。
何か少し喉の調子が悪いですが、就寝。
翌朝、少しだるいので風邪を引いて以来枕元に置いてある体温計で測ると、微熱があります。
キャンセルの電話を入れようかとも思いましたが、風邪薬を飲んで二度寝すると平熱に戻っていたので、見なかった事にして出発。外は雨です。

いっぺんに書く気力がないので、次回に続く
明けました。
おめでとうございました。
全部過去形ですねぃ。もう10日だからな。
PC310006.jpgと言う訳で年末年始は石鎚に行って来ました。
-10度でした。














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